タイのサラダはなぜ病みつきに?本場の黄金比と名作レシピの真相

タイのサラダはなぜ病みつきに?本場の黄金比と名作レシピの真相

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日本語では一括りに「サラダ」と呼称されますが、タイ現地の食文化においてそれらは調理技法によって厳密に言語化されています。まずは全体像を把握するために、タイのサラダ種類と名前一覧を整理しておきましょう。タイ料理のメニュー名に冠される動詞を理解するだけで、その料理の調理法と食感が即座にイメージできるようになります。

  • ヤム(Yam):「和える」「混ぜる」を意味する最も代表的なスタイル。魚介、春雨、肉などをハーブやタレとボウルで素早く和える料理群。代表格はヤムウンセン(春雨サラダ)やヤムタレー(シーフードサラダ)。
  • タム(Tam):「叩く」「突く」を意味する調理法。臼(クロック)とすりこぎ(サーク)を使い、素材の繊維を叩き潰しながら味を染み込ませる。代表格はソムタム(青パパイヤのサラダ)。
  • ラープ(Larb):イサーン地方(タイ東北部)発祥の、細かく刻んだ肉や魚を炒り米粉やフレッシュハーブと和えた料理。代表格はラープガイ(鶏挽肉のハーブ和え)。
  • プラ(Pla):魚介類をライム果汁で軽く締める(半生状態にする)か、ハーブを多用してさっと和える香味仕立てのサラダ。代表格はプラクン(エビのハーブサラダ)。

近年ではこれらの伝統的カテゴリーをベースにしながら、タイ料理サラダ2026年最新トレンドとして、ケールやアボカドを取り入れた進化系ヤムや、昆布出汁を隠し味に効かせたフュージョン・タムが都市部を中心に台頭しています。現地の伝統技法に各国の良質な食材を掛け合わせる動きが、サラダの表現領域をかつてない次元へと押し広げています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。