眼鏡市場で即日持ち帰りは可能?最短25分の条件と落とし穴【2026】

眼鏡市場で即日持ち帰りは可能?最短25分の条件と落とし穴【2026】

眼鏡市場で即日持ち帰りは可能?最短25分の条件と落とし穴【2026】についての疑問解決ガイドをご紹介します。

店頭へ駆け込んだものの、「本日はお渡しできません」と告げられて肩を落とす利用者は後を絶ちません。なぜ即日受け取りができない事態が発生するのか、その構造的理由には眼鏡光学上の必然的な背景が存在します。

最も代表的な落とし穴が、遠近両用レンズ(累進屈折力レンズ)や中近・近近レンズを選択する場合です。眼鏡市場では遠近両用レンズも追加料金0円で選べる破格のサービスを提供していますが、遠近両用メガネの当日持ち帰りは原則として不可能です。一般的な単焦点レンズと異なり、遠近両用レンズは装用者の瞳孔間距離(PD)だけでなく、アイポイント(フレーム内における瞳の位置)や前傾角、角膜頂点間距離に合わせて光学中心を1ミリ以下の単位で設計・配置するオーダーメイド品となります。そのため、メーカーのレンズ工場へ個別発注をかけて研磨・成膜を行う必要があり、納期として通常7日〜10日程度の日数が構造上どうしても発生します。

遠近両用以外にも、以下のようなケースではメーカー特注扱いとなり、即日仕上げの対象外となります。

  • 強度の近視・遠視、または強度乱視(店舗の標準ストック範囲を超える度数)
  • カラーレンズや調光・偏光レンズ、防曇(くもり止め)コーティング
  • パソコン作業に特化した特定のブルーライトカット専用成膜
  • プリズム処方(斜位などを補正するために光を曲げる特殊設計レンズ)

現場の眼鏡作製技能士によると、「店舗規模によって在庫の保有ストック数には幅があるものの、一般的な度数(近視度数-1.00〜-6.00D程度かつ乱視C-1.00D程度まで)であれば約8割から9割を店舗でカバーしている」とのことです。しかし、度数がそれを超える場合や特殊なカスタマイズを施す場合は、どれほど急ぎであっても当日受け取りはできないと認識しておく必要があります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。