第1作『モンスターズ・インク』の劇中では、マイクが「小学4年生からの付き合い」と口にする場面があります。しかし、前日譚として制作された『モンスターズ・ユニバーシティ』では、二人の本当の出会いは名門「モンスターズ大学(MU)」のキャンパスであったことが描かれました。
この設定の変更について、監督のダン・スキャンロンらは「二人の友情がどのように築かれたのか、そのドラマを真に描くには大学時代が最も適していた」と明かしています。劇中での「小学4年生〜」というセリフは、モンスター界特有の古い慣用句(それほど長く深い絆であるという比喩表現)として解釈される形となりました。
大学時代のマイクは、モンスター界の頂点「怖がらせ屋」になることを夢見て猛勉強を重ねる努力の天才。一方のサリーは、名門の家柄と天性の才能にかまける自信過剰なエリートでした。当初は反目し合い、ライバルとして衝突を繰り返した二人ですが、互いの弱さを補い合い、数々の試練を乗り越える中で唯一無二のパートナーシップを構築していきます。「才能はないが戦略と知性があるマイク」と「才能はあるが不器用なサリー」という相互補完の美しさこそが、彼らの友情の原点です。