順風満帆に見えた結婚生活が急速に崩壊へと向かった発端は、結婚からわずか1年余りが経過した2006年7月に発生した中村獅童の酒気帯び運転騒動でした。信号無視で警察に摘発された際、助手席に元交際相手の女優が同乗していた事実が発覚し、メディアは大々的に不倫疑惑を報じました。釈明会見で頭を下げた中村獅童でしたが、そのわずか数か月後にも別の女優との深夜デートが写真週刊誌にスクープされるなど、信頼を失墜させる事態が連続しました。
破綻の要因は異性問題だけにとどまりません。伝統ある歌舞伎一門「萬屋」に嫁いだ竹内さんには、劇場での挨拶回りや後援会(贔屓筋)への細やかな気配り、そして何よりも「跡継ぎとなる男児を育て上げる」という伝統的な役割が求められました。中村獅童の実母であり、一門の屋台骨を支えていた故・小川陽子さんとの関係や、家庭内でのサポート体制を巡る価値観の乖離は、産後の竹内さんにとって計り知れない重圧となっていきました。
浮気報道と梨園のプレッシャーが決定打となり、竹内結子さんは2006年10月、生後10か月にも満たない長男を連れて自宅を出る形で別居を決断しました。直後に代理人弁護士を通じて離婚協議を申し入れ、修復不可能な段階へと突入したのです。