田中将大の巨人移籍は実現するのか?楽天退団の真相と200勝の行方

田中将大の巨人移籍は実現するのか?楽天退団の真相と200勝の行方

田中将大の巨人移籍は実現するのか?楽天退団の真相と200勝の行方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

移籍の成否を握る最大のファクターは、田中将大の現在のコンディションがプロの一軍レベルに耐えうる状態にあるかどうかです。全盛期には150キロ台半ばを連発していたストレートは、現在では140キロ台前半から中盤で推移しており、球威で打者をねじ伏せるスタイルからの脱却を余儀なくされています。伝家の宝刀であるスプリットやスライダーの落差・制球力は依然として高い技術を誇るものの、ストレートの威力が落ちたことで打者に見極められるケースが増加しました。

ここで改めて整理しておきたいのが、達成間近に迫った大記録の現状です。

プロ野球選手にとって至高の名誉である名球会入りの条件(投手部門)は「通算200勝以上」と定められています。田中将大はNPBで119勝、MLBで78勝を積み上げ、残り3勝で前人未到の日米通算200勝に到達します。この数字は一見すると「先発で数試合好投すれば即座にクリアできる」ように思えますが、現場のプロフェッショナルが見るハードルは決して低くありません。

現在の巨人投手陣の補強動向を俯瞰すると、菅野が抜けたとはいえ、戸郷、山﨑伊、赤星優志、井上温大、さらにはドラフト上位の即戦力ルーキーや新外国人投手が先発ローテーションの6枠を激しく争っています。5回を投げて試合を作り、味方の打線援護を待って勝ち星を拾うためには、最低でもQS(クオリティ・スタート:6回自責点3以内)をコンスタントに達成できる体力が不可欠です。中6日の登板間隔で肘の炎症を起こさずにワンシーズン投げ切れるのか、球団メディカル部門によるフィジカルチェックの結果が最終判断を左右します。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。