本格的なデジタルイラストや美麗な作品を目指すクリエイターに向けて、プロの現場でも用いられる制作工程の要点をまとめました。
工程1:構図とラフ(シルエット重視)
細部を描く前に、キャラクターがどんなポーズを取っているか、全体のシルエットが美しい三角形や円形に収まっているかを確認します。ポーズに動きをつけたい場合は、背骨から尻尾へと流れる「S字ライン」を意識します。
工程2:線画の強弱(抑揚のコントロール)
外側の輪郭線はやや太めに、目や口などの内部パーツや毛並みは細い線で描くことで、視認性が高く立体感のある線画になります。
工程3:固有色の下塗りと環境光の意識
ベースカラーを塗った後、影の色を「黒」や「濃いグレー」にするのは禁物です。柔らかい雰囲気を出すためには、影色に淡い紫や暖かみのあるオレンジを乗算で重ねるのが現代のデジタルトレンドです。
工程4:ハイライトと仕上げのテクスチャ加工
瞳やみずみずしいハイライトを入れた後、全体に微細なノイズや水彩紙のテクスチャをうっすら重ねることで、デジタル特有の硬さが消え、深みのあるリッチな作品へと昇華されます。