現在流通しているウスターソースは、スーパーの定番品から伝統的な木桶仕込みの高級クラフトソースまで多彩な広がりを見せています。用途と嗜好に応じた代表的な選択肢は以下の通りです。
1. 本場英国の芳醇なスパイシー感:リーペリン ウスターソース
タマリンドやアンチョビの旨味、モルトビネガーの力強い酸味が効いた世界的名品。ローストビーフのグレイビーソースや、トマトジュースベースのカクテル(ブラッディ・メアリー)にも不可欠な1本です。
2. バランスに優れた日本のスタンダード:カゴメ ウスターソース / ブルドック ウスターソース
カゴメは醸造酢のスッキリとした酸味とスパイス感が際立ち、揚げ物をさっぱり食べたい時に最適。ブルドックは野菜果実の自然な甘みとコクが調和しており、煮込み料理のベースとしても失敗がありません。
3. 関西老舗の濃厚な旨味スパイス:イカリ ウスターソース / オリバー 特級ウスターソース
幾重にも重ねられたスパイスの刺激と、出汁文化圏ならではの後味のキレが特徴。粉ものや焼きそばの香ばしさを極限まで引き出します。
【プロの結論】ウスターソースを常備すべき人・見送るべき人の特徴
常備すべき人:
揚げ物の衣をカリッと香ばしいまま楽しみたい人、日頃からカレーやハヤシライス、ハンバーグ、ミートソースなどの洋食を手作りする人、そして減塩を意識しつつ料理の味付けにパンチを求めている人です。下味の揉み込みからタレの調合まで、1本で何役もこなす厨房の司令塔になります。
見送るべき人(中濃やとんかつで十分な人):
自炊はほとんどせず、買ってきたお惣菜のとんかつやコロッケに「甘くとろみのあるタレをしっかり絡めて食べたい」という単一用途の人です。サラサラした液状に慣れていないと、衣に吸い込まれすぎて物足りなさを感じる場合があります。