「食べた後に中心が生焼けだったことに気づいた」という場合、直後に慌てて指を喉に入れて吐き出そうとするのは避けてください。食道を傷つけたり、嘔吐物が気管に入って誤嚥性肺炎を引き起こしたりする二次被害の恐れがあります。
まずは落ち着いて水分を多めに摂取し、胃酸による殺菌効果を阻害しないよう胃腸薬の乱用は控えて安静を保ちます。その上で、以下の潜伏期間と症状の発生に注意を払ってください。
【発症タイミングと主な食中毒症状】
・食後数時間〜24時間:黄色ブドウ球菌などによる急激な嘔吐・吐き気
・食後2日〜7日:カンピロバクターやサルモネラによる激しい腹痛、水様性の下痢、38℃以上の発熱
・食後1週間〜3週間:トキソプラズマによる発熱、全身の倦怠感、首や耳の後ろのリンパ節の腫れ
下痢や発熱が出た場合は、市販の下痢止めを自己判断で服用せず、速やかに内科や消化器内科を受診してください。下痢止めによって腸内に毒素や細菌が滞留し、病状が悪化するケースがあるためです。受診時には「いつ、どの部位のラム肉を、どの程度の焼き加減で食べたか」を医師に明確に伝えると、迅速な診断につながります。