彼が党の国対委員長を務めていた時期の立ち回りは、永田町の語り草となっている。国会審議中継のカメラに映るのは、委員会での鋭い質疑応答の瞬間だけだ。しかし、その裏側には、審議を止めないための壮絶な水面下の駆け引きが存在する。
法案成立を急ぐ与党と、対決姿勢を強める野党第一党との板挟みになりながら、国会を空転させずに維新の独自政策を飲み込ませる。まさに国会審議中継の画面からは見えない闇の交渉劇において、彼の真骨頂が発揮された。理詰めと人情を巧みに使い分ける交渉術は、敵からも味方からも恐れられる理由である。