彼女の代名詞とも言えるのが、軽快かつ正確無比なフットワークだ。アップテンポなビートに乗せて繰り出されるステップは、見ている者の目を奪い、息を飲ませる。伝統的なハウスダンスの技法を完璧に血肉化しながらも、自由自在にアレンジを加えるセンスは群を抜いている。
ストリートダンスの枠にとどまらず、ジャズや現代舞踊の要素を感じさせる洗練されたシルエット。難易度の高い技をさも容易く踊りこなす姿には、観客を引き込んで離さない毒と華がある。一歩一歩の足音がビートと重なり合う瞬間、フロア全体がひとつの生き物のように脈打ち始めるのだ。