Q1:鼻の横のしこりがズキズキ痛くて眠れません。今夜すぐできる応急処置はありますか?
A1:激しい拍動痛がある場合、炎症による充血と組織内圧の上昇が原因です。清潔なタオルを水で濡らして軽く絞り、患部を数分間だけ優しく当てて「微熱を取る程度」に冷やしてください(保冷剤の直接当てすぎは血流障害を招くため避けます)。鎮痛薬(ロキソプロフェンやイブプロフェンなど)を服用すると組織の炎症と痛みが緩和されます。患部には触れず、枕を高めにして寝ると頭部への血流うっ血が防げ、痛みが和らぎやすくなります。翌朝には速やかに皮膚科を受診してください。
Q2:オロナインを数日間塗り続けていますが腫れが引きません。なぜでしょうか?
A2:オロナインH軟膏の主成分は主に表在性の殺菌に適しており、真皮の深層で増殖した黄色ブドウ球菌(面疔)や、角質が袋状に溜まった粉瘤の内部までは有効成分が届きにくいためです。また、油分を多く含む軟膏の特性上、小鼻の皮脂腺を塞いで毛穴環境を悪化させている可能性もあります。数日使用しても改善が見られない場合は使用を中止し、医療機関で内服抗菌薬などの処方を受ける必要があります。
Q3:皮膚科に行くと切開されて大きな傷跡が残りませんか?
A3:初期から中期の面疔であれば、切開をせずとも内服抗菌薬と医療用外用薬の投与のみで数日から1週間程度で鎮静化することが大半です。膿が限界まで溜まり自壊しそうな場合に限り、無菌的に微小な針穴を開けて膿を排出する処置を行いますが、これは自己流で潰すのに比べて組織へのダメージが極めて少なく、傷跡も目立たず綺麗に治ります。放置して自然破裂させる方が皮膚組織が広範囲に壊死し、クレーター状の凹凸痕を残すリスクが格段に高くなります。