作業中、最も焦りやすいのが「人差し指と親指が完全にくっついて離れなくなった」というケースです。この場合も正面から無理に引き離してはいけません。洗面器に溜めたぬるま湯の中に手を入れ、指同士を前後にずらすように「すり合わせる動き」を行ってください。横方向のせん断力には弱いため、お湯の中で優しく前後にスライドさせていれば、皮膚を傷めずにスッと隙間が開きます。
指の表面に残ったザラザラ感を早く取りたい時に紙やすり(サンドペーパー)を使う裏ワザも知られていますが、取り扱いには十分な注意が必要です。使う場合は目の細かい紙やすり(400番〜800番以上)を選び、接着剤の盛り上がった部分だけを優しく撫でるように削ります。皮膚まで削ってしまうと簡単に出血するため、皮膚に触れる手前で必ず作業をストップしてください。
なお、違和感こそあるものの、指が自由に動く状態であれば無理に完全除去を目指す必要はありません。人間の表皮は約2〜3日程度のターンオーバー(新陳代謝)で自然と新しい角質に押し上げられ、日常生活の入浴や手洗いを重ねるうちに垢と一緒にポロリと落ちていきます。