次年度の校務分掌は、例年12月から2月頃にかけて実施される意向調査と管理職によるヒアリングを経て決定されます。しかし、この校務分掌の決め方を巡っては、現場教員から長年多くの不満が寄せられてきました。
現場で不満が続出する主な理由は以下の3点に集約されます。
- 特定のエース教員・若手への業務偏重:「仕事ができる教員」や「断らない若手」に教務・生徒指導・ICTなどの多忙な分掌が集中し、業務量が平準化されない。
- ベテラン優遇と形骸化した希望調査:校務分掌の希望調書を提出しても、ベテラン教員の希望が優先され、若手や異動者の希望が通らないケースが常態化している。
- 評価基準と分担理由の不透明さ:なぜその分掌に配置されたのかという説明責任が管理職から十分に果たされず、納得感のないまま内示が出る。
なお、納得度の高い配置を得るための希望調書の書き方としては、「単にやりたい・やりたくない」を感情的に書くのではなく、過去の実績や取得スキル(情報処理能力、カウンセリング資格など)、家庭環境(育児・介護等の制約)を論理的に明記し、管理職が人事配置を組み立てやすい根拠を示すことが鉄則とされています。