学園祭シーズンになるとワイドショーやSNSのトレンドを席巻するのが、早稲田大学学園祭ゲスト芸能人の豪華さです。毎年10月に入ると各学生団体から出演者の情報が順次解禁され、「今年の早稲田のゲスト陣が豪華すぎる」と大きな話題を呼びます。
早稲田祭歴代出演ゲスト一覧を振り返ると、その顔ぶれは文化人から第一線のポップアイコンまで多岐にわたります。過去には人気俳優の菅田将暉、吉沢亮、佐藤健といったトップスターのトークショーから、お笑い界からは霜降り明星やマヂカルラブリー、令和ロマンなどのM-1王者、さらにはきゃりーぱみゅぱみゅ、緑黄色社会、BiSHなどのアーティストがキャンパスを熱狂の渦に巻き込んできました。また、声優・アニメカルチャーに強い早稲田らしく、大隈講堂に第一線の声優陣が複数集結するイベントも恒例となっています。
これらの招聘を成立させている原動力こそが、前述の「広告研究会」や「放送研究会(WHK)」などの自主企画団体です。芸能事務所との折衝から契約実務、ギャランティ管理、当日の楽屋警備や分刻みの進行管理に至るまで、学生スタッフがプロフェッショナルの矜持を持って直接交渉を行っています。芸能関係者の間でも「早稲田の放研をはじめとする学生幹部は、下手な地方局の制作スタッフよりも仕切りが正確で信頼できる」と評されるほどであり、この長年培われた業界からの信頼関係が、毎年破格のキャスティングを実現させている裏の仕掛けです。