毎日の生活で自然と形成されるあの固形物。そのメカニズムはいたってシンプルでありながら、実によく出来ている。鼻の内部を覆う鼻粘膜からは、乾燥を防ぎ侵入物をキャッチするために1日約1リットル以上もの分泌液、つまり「鼻水」が絶え間なく生み出されている。
この湿り気を帯液した鼻粘膜の分泌液が、吸気とともに侵入してくる外気中のホコリや排気ガス、ハウスダストといった異物を逃さず捕獲する。そして、通気による空気の流れによって水分が蒸発し、徐々に濃縮・固化していく。これが鼻くその基本的な正体だ。つまり、鼻水と外来のホコリが結合した現象こそが、私たちが日常的に目にする固形物の原形なのである。