「ダンニャバード」は使わない?現場で通じるネパール語の感謝術

「ダンニャバード」は使わない?現場で通じるネパール語の感謝術

「ダンニャバード」は使わない?現場で通じるネパール語の感謝術の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

ネパールの言語文化を語る上で欠かせないのが、19世紀の偉大な国民的詩人バーヌバクタ・アチャリアだ。彼は難解だった古典文学を民衆が使う話し言葉としてのネパール語に翻訳し、庶民の日常表現に光を当てた人物として知られる。言葉の持つ生活感や温もりを重んじた彼の精神は、現代のコミュニケーションにも息づいている。

近年、配信サービスNetflixで世界的な話題を呼んだドキュメンタリー映画『14座の頂へ: チョモランマに不可能はない』でも、厳しい過酷な環境下でシェルパや登山隊のメンバーが掛け合う生の言葉が映し出された。そこにあったのは、大袈裟な儀礼的言葉ではなく、短い掛け声や信頼に満ちた眼差し、そして肩を叩き合う動作だった。また、ユネスコの世界遺産を多数擁し旅行・観光業が経済の柱となっているこの国では、観光客向けの丁寧な対応と、地元の人々が交わす自然体なコミュニケーションの対比が非常に明瞭だ。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。