会場に一歩足を踏み入れると、そこはまるで欧州の古都。本場の伝統様式を忠実に再現した木製ヒュッテが連なり、頭上を温かな電飾が包み込む。この本格的な雰囲気作りを後押ししているのが、ドイツ連邦共和国大使館の後援だ。装飾から提供される料理の細部に至るまで、クラフトマンシップが息づいている。
寒空の下、湯気を立ち上らせる大鍋から注がれるのは特製のグリューワイン。クローブやスターアニスが効いた芳醇な一杯を手に取れば、指先から芯まで熱がじんわりと伝わってくる。横浜赤レンガ倉庫という歴史的建造物の重厚感と、異国情緒あふれる祝祭空間の融合は、他では味わえない独自のコントラストを生み出している。