競馬における配当金決定の根幹をなすのが「パリミュチュエル方式」と呼ばれるプール計算システムです。ブックメーカー方式のように主催者が事前に倍率を提示・固定するのではなく、投票者全員が投じた売上金を一括してプールし、そこから主催者の取り分を差し引いた残額を的中者で均等に分配します。
ここで極めて重要になる数値が、競馬法およびJRAの規定に基づく控除率20パーセント(払戻率80%)です。単勝馬券のオッズ計算式は、原則として以下のステップで機械的に処理されています。
つまり、単勝オッズとは「該当馬に対する全体の支持率の逆数に払戻率(0.8)を掛けた数値」に他なりません。投票が集まれば集まるほど倍率は下がり、誰も買わなければ青天井に跳ね上がるという極めて公正かつシビアな市場メカニズムで成り立っています。