旅行者の間で信じられている危険な迷信の一つに、「韓牛(ハヌ)専門店や行列店で、朝挽きの新鮮な肉を提供している店なら食中毒にはならない」というものがあります。しかし、細菌学の見地から言えば、これは完全な誤解です。
食肉に付着するカンピロバクターや腸管出血性大腸菌は、肉の「腐敗」によって生じるものではありません。健康な牛の腸管内に元から生息している常在菌であり、屠殺・解体処理の過程でどれほど細心の注意を払っても、肉の表面に付着するリスクをゼロにすることはできません。つまり、肉が新鮮であることと、無菌であることは全くの別問題なのです。
さらに「ごま油やニンニク、強い唐辛子を混ぜているから殺菌されているはずだ」という俗説も科学的根拠を欠いています。調味料に含まれる塩分や香辛料の殺菌効果はごく限定的であり、生肉に付着した数百個の菌を短時間で死滅させる力はありません。韓国ユッケ食中毒2026年最新情報を踏まえても、店舗のブランド力や肉の鮮度を理由にリスクを過小評価するのは極めて危険な思考と言えます。