日本のカスタムカルチャーが世界中で高い評価を受ける背景には、独自の美学と妥協なき職人魂の存在がある。特にゼロエンジニアリングの創始者であり、現在はアメリカを拠点に活動する伝説的ビルダー木村信也氏が提唱した「ゼロスタイル」や「スパルタンな金属美」は、世界中のビルダーに決定的な影響を与えた。
鉄板をハンマーで叩き出し、溶接痕すらもデザインの一部として昇華させるその手法は、単なるパーツの組み換えではない「彫刻作品」としてのバイク造形を確立した。アルミの地肌を剥き出しにしたロングノーズのアルミタンクや、機能美を極限まで追求したフレームワークは、W400をベースにしたカスタムを志す多くのオーナーやビルダーにとって、永遠のバイブルとしてインスピレーションを与え続けている。