近年、パッケージ戦略において最大の転換点となったのが、空前の大ブームを巻き起こしたアニメIPとのクロスオーバー企画である。なかでも「鬼滅の刃コラボ限定パッケージ」の登場は、店頭での完売相次ぐ社会現象を引き起こした。作中の人気キャラクターたちがマーチくん風のタッチでデフォルメされた限定イラストは、従来のファミリー層にとどまらずアニメファンやZ世代のコレクター層を一気に取り込んだ。
こうした限定パッケージは、表面のグラフィックにとどまらず、個包装のビスケット絵柄まで完全に特別仕様へと差し替えられる徹底ぶりを見せる。食品業界におけるコラボレーション商品の成功モデルとして、他社の追随を許さない完成度の高さを証明してみせた事例と言える。