では、具体的に角層のバリアを補強し、水分を保持する主役とは何か。答えは細胞間脂質の主成分であるセラミドと、角質細胞内で水分子を抱え込む天然保湿因子(NMF)にある。
従来のスキンケアでは、外から高分子のヒアルロン酸を塗布して表面の潤い感を演出する手法が主流だった。しかし、最新の知見は「自らセラミドや天然保湿因子(NMF)を産生する肌環境を作る」ことへシフトしている。ヒアルロン酸による即効性の表面保湿と、内側からの脂質・因子合成を促すダブルのアプローチにより、一時的な乾燥しのぎではない「乾かない肌構造」への再構築が可能になる。