炊飯時の水加減を失敗してカチカチになってしまった場合や、保温で水分が飛んでしまったご飯には、水だけでなく「日本酒」を少量加える裏ワザが絶大な効果を発揮する。
やり方は驚くほどシンプルだ。お茶碗1杯分(約150g)の硬いご飯に対して、小さじ1杯程度の酒(または水)を均一に振りかける。その後、ラップをふんわりとかけて電子レンジで1分〜1分30秒ほど加熱するだけである。全体量をまとめて直したい場合は、耐熱容器や炊飯器の内釜に移し、お米1合あたり大さじ1杯の酒を振りかけて加熱すると良い。
なぜ水だけでなく酒を使うと美味しくなるのか。酒に含まれるエタノール成分は水よりも沸点が低いため、加熱時にすばやく蒸発して強い蒸気となり、ご飯の粒の隙間や内部まで熱と水分を効率よく送り込む。さらに、酒の旨味成分(アミノ酸や糖分)が米の甘みを引き立て、パサつきによる風味の劣化を見事にカバーしてくれるのだ。加熱過程でアルコール分は蒸発するため、子どもやアルコールに弱い人でも安心して召し上がることができる。