騒動が表面化した当時、球界を代表する捕手としての地位を不動のものにしていた阿部慎之助と、テレビ番組やグラビア誌で異彩を放っていた小泉麻耶の取り合わせは、まさに芸能ジャーナリズムにとって格好のターゲットだった。深夜の密会やプライベートでの交流を捉えた写真が週刊誌に掲載されるやいなや、スポーツ紙からワイドショーまでが連日この話題を追いかけた。
巨人の顔として圧倒的な成績を残していたスター選手だけに、スキャンダルがチームや本人のパフォーマンスに与える影響を懸念する声は根強かった。当時の報道合戦は凄まじく、密着取材や過剰な追跡劇が連日繰り広げられた。メディアが個人の私生活にどこまで踏み込むべきかという議論を巻き起こすほどの熱量だったと言える。