時計の針を少し巻き戻そう。2023年11月、世間に走った衝撃は大きかった。南野陽子氏の元夫である実業家の男が、運営に関与していた医療法人の資金約9,000万円を横領した容疑で警視庁に逮捕されたのだ。事件の発覚とほぼ同時に、彼女は素早い決断を下す。長年連れ添ったパートナーとの離婚を発表し、苦渋の選択として自らの人生に区切りをつけたのだった。
結婚生活の裏で静かに進行していた裏切り。周囲の心配を押し切って選んだ伴侶だっただけに、世間の驚きと同時に彼女への同情が相次いだ。離婚の決断は、自身が築いてきた芸能キャリアを守るためだけではなく、被害者や関係者に対するけじめの表れでもあったとされる。一連の報道によって彼女が負った精神的痛手は察するに余りあるが、彼女は一切の言い訳をせず、淡々と公の場に立ち続けた。