「ここに立たなければ、明日生活していくお金がない」。実際に路上に立っていた20代前半の女性は、消え入りそうな声で胸中を明かした。彼女たちが路上に追い詰められる理由は、決して一つではない。
当事者の証言から見えてくるのは、ホストクラブや地下アイドルへの高額な売掛金(つけ)の返済、家庭環境の悪化、自傷的な居場所探しといった複合的なトラウマだ。居場所を失った若者がSNSを通じてコミュニティに吸い寄せられ、気づけば抜け出せない負の連鎖にはまり込んでいく。単なる個人的な遊興費目的というステレオタイプな見方では捉えきれない、悲痛な叫びがそこには存在する。