世界中に数多のファンを持つスタジオジブリ作品ですが、キャラクターを用いた常設スイーツショップは極めて稀です。その中で「白髭のシュークリーム工房」が唯一無二の公式ライセンスを認められている背景には、特別な血縁と信頼関係が存在します。
同店は、宮崎駿監督の実弟の妻がオーナーパティシエとして立ち上げた工房です。スタジオジブリは通常、商業的なキャラクターの乱用に対して極めて厳格な著作権・商標管理方針を貫いていますが、本工房に関しては「親族が素材と製法にこだわり、ひとつひとつ手作業で丁寧に焼き上げる」という前提のもと、宮崎駿監督自身が公認を与えました。
店名にある「白髭(しろひげ)」という名称も、宮崎監督が描いた架空のパティシエ像に由来しています。店内には監督直筆のイラストやサインが自然体で飾られており、テーマパーク的な商業施設とは一線を画す、温かみのあるアトリエのような空気が漂っています。大量生産によるチェーン展開を頑なに拒み、職人の手仕事を尊ぶクラフトマンシップこそが、ジブリ公認であり続ける最大の理由です。