沼津高専が受験生や保護者から高い支持を集め続ける最大の理由は、卓越した進路決定率にあります。卒業生の進路はおおむね「就職が約5割、大学編入・専攻科進学が約5割」で二分されます。
一流企業が競い合う就職実績
沼津高専の就職先実績は、日本の製造業・IT業界における圧倒的な信頼を物語っています。卒業生1人に対する求人倍率は20倍から30倍超に達し、就職希望者の内定率は毎年ほぼ100%を維持しています。
主な就職先には、トヨタ自動車、デンソー、日立製作所、ファナック、三菱電機、ソニーグループ、キヤノン、NTTデータ、JR東海、中部電力、富士フイルムといった日本を代表する大手メーカーやインフラ企業がずらりと並びます。大学卒と同等の開発・設計・研究アシスタント職として採用されるケースが多く、若手エンジニアとしての実力が高く評価されています。
難関国立大学への3年次編入ルート
一方、沼津高専の大学編入進路は、一般の大学受験と比べて極めて効率的かつ戦略的なルートとして知られています。高専5年間を修了すると短大卒と同等の「準学士」となり、国公立大学の3年次(一部は2年次)に編入学する資格が得られます。
編入学試験は主に「英語(TOEIC)+数学+専門科目+面接」で実施され、大学入学共通テストのような多教科受験の負担がありません。沼津高専からの編入先実績としては、東京大学、東京科学大学(旧東工大)、東北大学、名古屋大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、そして高専生のために設立された豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学などが毎年多数を占めます。
さらに、高専本科修了後に2年間の「専攻科」へ進学し、学位(学士)を取得した上で東京大学大学院や京都大学大学院へ直接進学するルートも確立されています。