エアコンの設置場所で後悔続出?プロが教えるNg配置と正解

エアコンの設置場所で後悔続出?プロが教えるNg配置と正解

エアコンの設置場所で後悔続出?プロが教えるNg配置と正解について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

エアコンを設置する際、もっとも避けるべきなのが空気の流れを阻害し、センサーの誤作動を引き起こす「NG位置」です。空調設備の基本原理を無視した配置は、室温のムラを生むだけでなく、無駄な電力消費の最大の元凶となります。

代表的なNG配置の筆頭は「障害物で吹き出し口・吸い込み口が塞がれる場所」です。エアコン上部の吸込口や前面の吹出口の直前にカーテンレール、梁(はり)、大型家具、壁の凹凸があると、吹き出した冷気・暖気がすぐに本体へ跳ね返って吸い込まれる「ショートサーキット現象」が発生します。これにより、エアコンの内蔵センサーが「設定温度に達した」と誤認して出力を弱めてしまい、部屋全体は全く快適にならないままコンプレッサーが無駄にオン・オフを繰り返す悪循環に陥ります。

2つ目は「火気や熱源、直射日光が直撃する場所」です。キッチンのガスコンロ付近では油煙を吸い込んで内部ファンや熱交換器が急速に目詰まりし、熱気によってセンサーが狂います。また、窓の直上などで本体に強い西日が差し込む位置も同様の誤作動を招きます。

3つ目は「火災警報器の至近(1.5m以内)」です。消防法関連の基準により、エアコンの吹き出し口から火災警報器までは1.5m以上の離隔距離を確保することが定められています。風が直接当たると煙や熱の感知が遅れる重大な保安上のリスクが生じるためです。

4つ目は「分電盤(ブレーカー)や高額家電の真上」です。ドレンパン(水受け)の詰まりや経年劣化による水漏れが発生した際、直下の精密機械や配電設備をショートさせ、漏電事故や火災を引き起こす危険性があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。