動物病院の現場や、愛犬家が集うSNS・知恵袋などのコミュニティでは、キウイをめぐる生々しいトラブルの報告が絶えません。
獣医師や動物看護師の証言によると、「皮を剥いてキッチンカウンターに置いていた丸ごとのキウイを大型犬が一瞬で盗み食いし、夜間に救急外来へ搬送された」「人間用のフルーツサラダから取り分けて与えたところ、翌日激しい血便を伴う大腸炎を起こした」といった事例が頻発しています。特に「果物=体に優しい」という人間の健康観をそのまま犬に投影してしまう飼い主の思い込みが、事故の温床となっています。
知恵袋などの投稿でも、「犬がキウイを食べたあと、前足で口を激しく掻きむしり血が出てしまった」「ゴールドキウイなら安全と聞いて与えたが、翌朝ゼリー状の粘液便が出た」といった深刻な相談が散見されます。犬は人間の言葉で「口の中がピリピリする」「お腹が痛い」と訴えることができません。飼い主が良かれと思って与えた一口が、言葉を話せない愛犬に数日間にわたる肉体的苦痛を強いる結果を生んでいる現実に目を向ける必要があります。