アジルサルタンとアムロジピンを併用する際、多くの患者に処方されているのが配合剤である「ザクラス配合錠」です。規格には主に「LD(アジルサルタン20mg/アムロジピン5mg)」と、アムロジピンを増量した「HD(アジルサルタン20mg/アムロジピン10mg)」の2種類が存在します。
配合錠を選択する最大のメリットは、服薬アドヒアランス(指示通りに薬を飲み続けること)の向上です。高血圧患者の多くは脂質異常症や糖尿病などを併発しており、朝に飲む錠剤の数が多くなりがちです。錠数を減らすことは、飲み忘れや重複服薬の防止に直結します。
また、アジルサルタン20mgとアムロジピン5mgを別々に2錠飲む場合と、ザクラス配合錠LDを1錠飲む場合とで、得られる有効成分の体内動態や臨床効果に本質的な違いはありません。診察時の血圧推移やライフスタイルに合わせて医師が最適な処方形態を判断しています。