専門学校選びにおいて、多くの受験生が陥りがちな罠が「偏差値」という物差しです。ネット上には「横浜デジタルアーツ専門学校 偏差値」「入試 難易度」といった検索が散見されますが、結論から言えば専門学校に入試偏差値は存在しません。
同校の選考は、AO入試(総合型選抜)、推薦入試、一般入試で構成されており、筆記試験で教科の点数を競う形式ではありません。選考で問われるのは「何を作りたいのか」「なぜこの分野なのか」「共同作業に適応できるか」という目的意識と人間性です。倍率だけで言えば不合格者を大量に出す選考ではないため、形式上の入試難易度は高くありません。
しかし、ここに最大の盲点があります。「入るのは難しくないが、やり切って希望の就職を勝ち取る難易度は極めて高い」という点です。
ゲーム業界やCGスタジオの採用において、企業側は学歴や校名をほとんど見ません。合否の9割以上は提出された「ポートフォリオ(作品集)」の出来栄えと実技試験で決まります。入試のハードルが低いからといって、在学中も楽ができると勘違いして進学すると、2年後に残酷な現実と向き合うことになります。この本質を理解していない層が、卒業間際に「就職できない、やばい学校だ」と他責的な不満を漏らす構造が生まれているのです。