上皮組織の中には、特定の物質を合成して分泌することに特化した「腺上皮」が存在します。腺上皮は大きく2つの分泌システムに分かれます。
1. 外分泌腺(導管を通じて体表や管腔へ分泌)
分泌物を運ぶための「導管」を持ち、特定の場所へ直接排出します。唾液腺、汗腺、皮脂腺、涙腺、乳腺、胃腺、膵液を出す膵臓の外分泌部などがこれに該当します。
2. 内分泌腺(導管を持たず、血液中へホルモンを分泌)
導管を持たず、分泌物(ホルモン)を周囲の毛細血管内に直接送り込み、血流に乗せて全身の標的器官へ届けます。下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵島のランゲルハンス島などが代表例です。
「導管の有無」は試験でも頻出のチェックポイントです。膵臓のように「外分泌(膵液)」と「内分泌(インスリンなど)」の両方を兼ね備えた臓器が存在することも併せて整理しておきましょう。