ネット上の情報や古い評判の中には、現在の実態とは異なる誤解も見受けられます。代表的な2つのポイントを検証します。
1つ目は、「名称変更に伴う施設名の混乱」です。ビル名称は「天王洲オーシャンスクエア」に改称されましたが、館内1階に入居する郵便局は現在も「天王洲郵船ビル内郵便局」の名称で営業しています。これは郵政公社の登録名称に由来するものであり、現在も同じフロアで変わらず利用可能です。
2つ目は、「天王洲は陸の孤島なのではないか」という昔ながらの偏見です。実際には、羽田空港第3ターミナルまでモノレールで直通約11分、品川駅へもバスや徒歩圏内で連絡しており、国内外への出張が多いグローバル企業にとって極めて戦略的な立地です。
さらに現在、品川駅北周辺の「高輪ゲートウェイシティ」を中心としたメガ再開発や、臨海部地下鉄構想・羽田アクセス線構想など、品川・天王洲を取り巻く交通・都市インフラは大きな転換期を迎えています。単なる臨海オフィス街から、アートと国際ビジネスが融合したサステナブルな先進都市へと進化を続けています。
【プロの結論】おすすめできる企業・慎重になるべき企業の判断基準
取材とデータ分析に基づき、天王洲オーシャンスクエアへの入居や活用において成果を出しやすい条件を整理しました。
- 選定をおすすめできる企業・部署:
- 羽田空港を頻繁に利用するグローバル企業や全国支社展開を行う企業。
- 1フロア400坪前後のゆとりある面積で、組織間のコミュニケーションを活性化させたい企業。
- 水辺の開放感やアート性の高い街並みを採用ブランディング・企業イメージ向上に活かしたいクリエイティブ・IT企業。
- 慎重な検討が求められる企業・部署:
- 銀座・丸の内・新宿などの巨大繁華街の真ん中で、夜遅くまで毎晩無数の飲食店をハシゴしたい層。
- 地下鉄網(東京メトロ各線)の駅直結のみを最優先条件とする企業。