小型冷蔵庫の使い勝手を決定づける最大の要素が、内部の「冷却方式」の違いです。主に「ペルチェ式(電子冷却)」と「コンプレッサー式(直冷式/ファン式)」の2種類が存在し、それぞれ性能の特性が真逆と言っても過言ではありません。
ペルチェ式のメリット・デメリット:
半導体素子に電気を流すことで熱を移動させるペルチェ式は、駆動パーツがファンの回転程度しかないため、図書館並みの静音性(20dB前後)を実現します。振動もほとんどないため、寝室の枕元や作業に集中したい書斎デスクに最適です。一方で、周囲温度に冷却能力が左右されやすく、真夏の猛暑日には庫内が冷えにくくなる点や、氷を作ったりアイスクリームを保管したりする冷凍能力はない点がデメリットとなります。
コンプレッサー式のメリット・デメリット:
大型冷蔵庫と同じ冷媒ガスを圧縮して冷やすコンプレッサー式は、外気温に関わらずパワフルに冷える冷却力が強みです。製氷スペースを備えたモデルも多く、ビールや炭酸飲料をキンキンに冷やしたいなら間違いなくこちらに軍配が上がります。ただし、コンプレッサーが稼働する周期的な「ブーン」という動作音や振動が発生するため、就寝時の静寂を求める人にはストレスになる場合があります。