「急な訃報で相手の宗派が分からない」「聞き出すのも失礼にあたるのではないか」と頭を抱える人は多い。そんな時の救世主となるのが「御香典」または「御香料」という表記だ。
「御香典」は、仏教のどの宗派であっても、また四十九日の前後を問わず使用できる万能な表書きである。相手の信仰に確信が持てない場合は、無理に「御霊前」や「御仏前」を選ばず、この無難かつ丁寧な表現を選択するのが賢明な大人のリスクマネジメントと言えるだろう。ただし、神道やキリスト教の場合は「御玉串料」や「御花料」となるため、最低限「仏式かどうか」だけは確認しておきたい。