ラグビードラマのおすすめを語る上で絶対に外せない2大巨頭が、1984年放送の『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』(TBS系)と、2019年放送の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)です。
『スクール☆ウォーズ』は、荒廃した高校を舞台に、元日本代表の熱血教師がラグビーを通じて不良生徒たちと正面から向き合い、わずか数年で全国制覇を成し遂げる奇跡を描いた不朽の名作。主演の山下真司が見せた魂の叫びは、当時のテレビ界に強烈なインパクトを残しました。
一方、池井戸潤の原作を映像化した『ノーサイド・ゲーム』は、出世街道から外れた大手自動車メーカーのエリート社員(大泉洋)が、莫大な赤字を抱える社会人ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャー(GM)に就任し、経営と競技の両面から再建に挑む物語です。企業内の権力闘争とグラウンド上の激闘を巧みに交差させ、ビジネスパーソンから絶大な共感を獲得しました。
両作に通底するのは、「One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」というラグビー精神です。個人の利害を超えてチームのために体を張る献身の美学が、いつの時代も視聴者の涙腺を刺激してやみません。