現場の管理運営を担う公益財団法人台東区芸術文化財団の手腕も、施設の魅力を支える見逃せないファクターだ。民間企業が運営するフィットネスチェーンが利益率を重視してスタッフを削減し、24時間無人化へと舵を切るなか、このセンターは手厚い人的配置と温もりのある対応を維持している。
激動するスポーツ施設・フィットネス産業の荒波において、公共スポーツ施設・地域レクリエーションが果たすべき使命は何か。その答えがここにある。指導員が常駐し、マシンの正しい軌道を助言し、安全管理を徹底する姿勢は、民間ジムのドライなセルフサービスに疲弊した層を惹きつけてやまない。過度なプレミアム化を退け、真に必要なトレーニング器具を過不足なく揃える堅実なマネジメントこそが、利用者の高いリピート率を生み出している。