この麺の最大の面白さは、なんといってもその極端なまでの幅広さにある。一般的な中華麺のイメージを軽々と覆す幅広の平打ち形状は、まるで上質なワンタンの生地をそのまま麺に仕立て上げたかのようだ。この平打ちワンタン麺とも言える独自のスタイルが、スープを絶妙に手繰り寄せ、喉を滑り落ちるような快感を生み出す。
茹で上がった麺はしなやかで透明感があり、噛むともちもちとした心地よい弾力が返ってくる。スープは澄んだ旨味が際立つ醤油ベースなどで、麺の圧倒的な個性に負けない深みを備えている。一口すするたびに口内を満たすシルキーな感触。これが一度食べたら逃れられない中毒性を生む最大の秘密だ。