メキシカンレストランやカフェのメニューには、タコスと似た名前の料理が並んでいます。それぞれの構造と成り立ちを整理しておくと、オーダー時に迷うことがなくなります。
1. ブリトー(Burrito)とタコスの違い
ブリトーは、大判のフラワートルティーヤ(小麦粉生地)を使い、具材を完全に包み込むようにロール状に巻いた料理です。中身には肉だけでなく、煮豆(フリホーレス)、メキシカンライス、チーズなどがたっぷり入り、1本で十分な主食になるボリューム感が特徴です。
2. ファヒータ(Fajita)とタコスの違い
ファヒータは、熱々の鉄板でサーブされる「肉や野菜の炒め物料理」そのものを指します。一口大に切った牛肉や鶏肉、パプリカ、玉ねぎを特製スパイスで香ばしく焼き上げ、別添えの温かいトルティーヤに客自身が好みの具材を包んでタコス状にして食べます。
3. タコライスとタコスの違い
タコライスはメキシコ料理ではなく、1980年代に沖縄県で考案された日本発祥の料理です。トルティーヤの代わりに「白米」を器に盛り、その上にタコミート、チーズ、レタス、トマトを乗せてサルサをかけて食します。米を主食とする日本の食文化と米軍基地周辺のタコス文化が融合して生まれた傑作ローカルフードです。
4. その他の代表的なメキシカンフード
トルティーヤにチーズを挟んで二つ折りにし、フライパンで香ばしく焼き上げた「ケサディーヤ」や、具を巻いたトルティーヤにチリソースをたっぷりかけてオーブンで焼く「エンチラーダ」など、トルティーヤをベースにした料理は多彩に展開されています。