国内および世界の自動車業界社長年収ランキングにおいて、日産の報酬水準はどの位置にあるのでしょうか。トヨタ・ホンダ社長年収比較を行うと、各社の企業カルチャーとグローバル戦略の違いが鮮明に浮かび上がります。
トヨタ自動車では、豊田章男会長が約9億9,900万〜16億円規模(配当収入を除く役員報酬単体)を得ており、佐藤恒治社長の報酬も数億円規模で推移しています。トヨタはグローバルでの圧倒的な時価総額と販売台数を背景に、世界水準に見合った報酬設計を進めています。
対照的なのがホンダ(本田技研工業)です。三部敏宏社長をはじめとするホンダ経営陣の年収は約2億〜3億5,000万円前後にとどまり、日産よりも控えめな水準を維持しています。ホンダは伝統的に「役員と従業員の給与格差を広げすぎない」という日本的な報酬哲学を重んじているためです。
一方、欧米メガサプライヤーや自動車大手に目を転じると、ステランティスのCEO(カルロス・タバレス氏ら)は年約3,600万ユーロ(約55億〜60億円)、GMのメアリー・バーラCEOは約3,000万ドル(約45億円)という桁違いの報酬を受け取っています。世界市場で戦うグローバル企業としての日産は、国内のホンダ型よりも、グローバル基準と国内基準の中間地点に位置付けられています。