松任谷由実の名曲群は、日本を代表するアニメーション制作会社スタジオジブリの映画世界とも深く結びついている。観客の記憶に強く刻まれているコラボレーションは数多い。
1989年公開の『魔女の宅急便』では、『ルージュの伝言』や『やさしさに包まれたなら』が物語の爽やかな風を吹き込み、作品の成功を決定づけた。さらに2013年、宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』の主題歌として起用されたのが、彼女が10代で書き上げた名曲『ひこうき雲』である。空へと消えていく命の儚さと美しさを歌ったこの楽曲は、時代を超えて映画の深遠なテーマと共鳴し、日本中の胸を打った。