ネット上の情報には、現場の実態と乖離したいくつかの誤解が存在します。進学後に後悔しないために、知っておくべき2つの盲点を解説します。
誤解1:「桑沢は美大に落ちた人が行く滑り止めである」
かつてはそのような側面もありましたが、現在の桑沢は「最初から第一志望」として選ぶ層が主流です。特に社会人や大卒者にとっては、「4年間かける時間的猶予はないが、2〜3年で美大以上の濃密な実践力を身につけたい」という極めて合理的なキャリア戦略として選ばれています。東京造形大や武蔵美を卒業した後に、より実践的な技術を求めて桑沢の夜間部に入り直すケースさえ存在します。
誤解2:「生成AI時代に手描きや手作業の基礎造形は時代遅れである」
デジタルツールや画像生成AIが普及した現代だからこそ、桑沢が頑なに守り続ける「手作業での立体構成・色彩感覚・デッサン」の価値が再評価されています。AIが出力したビジュアルのどこに違和感があり、どう修正すべきかを判断できるのは、フィジカルな造形言語を体得した人間だけだからです。小手先のPC操作スキルだけを教える専門学校とは一線を画す所以がここにあります。