本騒動は、企業が個人のインフルエンサーとタイアップを行う際の「リスク評価」を劇的に変えた。それまでのインフルエンサーマーケティングは、フォロワー数や再生回数といった表面的な定量的指標に依存しがちであったが、トミー氏の事例以降、個人のコンプライアンス意識や過去の発言履歴、危機管理能力といった定性的な要素が厳格に査定されるようになった。
テレビタレントの芸能ニュース・スキャンダルと同様に、ネットクリエイターの不祥事も即座に企業のブランドイメージを毀損するリスクとして認識されたのだ。結果として、契約内容の厳格化や違約金条項の明確化が進み、業界全体のプロフェッショナリズムが向上するきっかけともなった。