この施設の心臓部とも言えるのが、地下1,500メートルという途方もない深さから汲み上げられる豊かな自家源泉だ。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。いわゆる「美肌の湯」「清涼の湯」の要素をあわせ持つ贅沢なブレンドである。湯口から絶え間なく注がれる源泉掛け流しの浴槽では、空気に触れて絶妙な黄金色へと変化した湯が波打ち、微かな金気臭とモール泉特有の芳香が心地よい。
炭酸水素塩温泉の真骨頂は、角質をやわらげて肌をなめらかに整える乳化作用にある。入浴直後から肌表面がツルツルと磨かれていくような感覚を味わえるのだ。成分を損なわないよう計算された湯守の徹底した温度管理も見事というほかない。加水なしのピュアな湯が肌を包み込み、短時間の入浴でも深部体温が一気に跳ね上がる。