賃貸物件でDIYを楽しむ際に最大のハードルとなるのが退去時の原状回復です。市販のタイルシールの多くは強力な粘着剤が塗布されており、ビニール壁紙に直接貼ると、剥がす際に壁紙の表面ごと破れて高額な修繕費用を請求されるリスクがあります。
賃貸住宅でタイルシールを安全に活用するための最も確実な手法が、マスキングテープによる下地処理です。施工したいエリアの壁紙の上から、幅広タイプ(幅50mm〜100mm程度)の弱粘着マスキングテープを隙間なく敷き詰め、その上にタイルシールを重ねて貼っていきます。
この下地処理を施すことで、タイルシールの強力な糊が壁紙に直接触れず、退去時はマスキングテープごと剥がすだけで糊残りのないきれいな原状回復が完了します。マスキングテープ同士の継ぎ目は2〜3ミリほど重ねて貼ると、タイルの隙間から元の壁紙が見えるトラブルも防げます。立体感のあるモザイクタイルシールを施工する場合でも、この下地処理を行っておけば壁面を一切傷つけずに剥離が可能です。