Q1:看護師国家試験や柔道整復師実技で麦穂帯が出題されたとき、一発で減点・不合格になる要素は?
A1:最も重い減点対象は「対側腋窩の保護(綿花挿入)の失念」「末梢血流障害(チアノーゼや冷感)の確認怠り」「包帯頭を患部から落として床に接触させる不潔行為」の3点です。特に衛生面と患者の安全管理に関する手順抜けは、巻き姿の美しさ以前に厳しく減点されます。
Q2:肩麦穂帯を巻く際、何メートル(何本)の包帯を用意すべきですか?
A2:成人の場合、標準的な4裂(幅約7.0cm×長さ9m)の非伸縮性綿包帯を2本連結して使用するか、あらかじめ長尺に巻かれた包帯を用います。体格が大きい患者の場合は3裂(幅約9.0cm)を選択し、途中で継ぎ足す「包帯の継ぎ方(本結びや重ね合わせ)」の技術を併用します。
Q3:上行麦穂帯と下行麦穂帯は現場でどのように選択判断すればよいですか?
A3:急性期の捻挫・骨折直後で患部の腫脹・むくみが強く、静脈血やリンパの循環を促したい場合は「上行麦穂帯」を選びます。一方、肩鎖関節脱臼や腱板損傷など、重力によって下垂しようとする骨・関節を上方からしっかり押さえ込みたい構造的固定の場合は「下行麦穂帯」を選択するのが医学的合理性に適っています。