SNSや音楽コミュニティ、ストリーミングサービスのレビュー欄を精査すると、リスナーがこの楽曲に抱く感情には世代間で明確なグラデーションが存在することが浮き彫りになります。
50代〜60代のリアルタイム世代からは、「バブル景気の熱気や、車でカセットテープを流して海へ走った青春の記憶が鮮明に蘇る」「ベリンダのボーカルは単に甘いだけでなく、パンク出身ならではの太い芯がある」といった、ノスタルジーと歌唱力への信頼に満ちた声が多く寄せられています。
一方で、2020年代以降にこの曲と出会った20代リスナーの反応は極めて今日的です。「ELLEGARDENのカバーから逆流して本家を聴き、80年代の完成度に衝撃を受けた」「映画や配信ドラマの神がかったシーンで流れて鳥肌が立った」という意見が目立ちます。時代やメディアの消費サイクルが超高速化した現代においても、打ち込みドラムと明快なコード進行という「エバーグリーンな構造」が世代間ギャップを軽々と無効化している実態が確認できます。