購入検討にあたり、事前に細部まで把握しなければならないのが金銭面と利用ロジックです。一般的なリゾートホテル会員権が不動産の持ち分を所有する「共有制」や預託金を預ける形態をとるのに対し、同クラブは利用権を数値化したシステムを採用しています。
サンダンスリゾートのポイント制の仕組みは、入会時にまとまったポイント枠を購入し、そのポイントを毎年受け取って宿泊費に充当する形態です。部屋の広さ、曜日(平日か休前日か)、季節区分(トップ、ハイ、レギュラー、バリュー)ごとに消費ポイント数が細かく設定されています。たとえば閑散期の平日はわずかなポイントで宿泊できる反面、連休のデラックスルームは数倍のポイントが必要となる傾斜配分です。
初期費用となるサンダンスリゾートの会員権相場は、購入するポイント数によって大きく変動します。正規販売では数十万から数百万円規模のパッケージが用意されていますが、着目すべきは中古流通市場の価格推移です。リゾート会員権専門の仲介市場において、手放したい既存会員が売りに出している流通物件は、正規価格の数分の一から数十パーセントの水準で成約している現実があります。
さらに見落としてはならないのがランニングコストです。毎年確実に請求される年会費(管理費)は、保有ポイント数に応じて年間数万〜十数万円以上に達し、宿泊時には別途清掃・リネン代などの館内施設利用料が1人1泊あたり数千円単位で加算されます。「ポイントがあるから完全無料で泊まれる」わけではなく、維持費と都度利用料の合算が一般の高級温泉旅館やシティホテルの宿泊代金と比較して割安に収まるのか、冷徹な電卓計算が求められます。