ちるらん本編アニメ化はなぜ未実現?2期の噂と完結後の最新動向を追う

ちるらん本編アニメ化はなぜ未実現?2期の噂と完結後の最新動向を追う

ちるらん本編アニメ化はなぜ未実現?2期の噂と完結後の最新動向を追うの詳細について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

2017年1月から3月にかけて放送された『ちるらんにぶんの壱』は、本編のシリアスな殺伐感を一切排し、新選組の隊士たちがデフォルメキャラとなって日常の珍騒動を繰り広げるショートコメディアニメ(1話約2分、全12話)でした。ランドック・スタジオが手掛けた同作は、わずかな尺でありながら、声優ファンの度肝を抜く破格のキャスティングで話題を呼びました。

主人公・土方歳三役を務めた鈴木達央氏をはじめ、永倉新八役に梅原裕一郎氏、斉藤一役に木村良平氏、沖田総司役に代永翼氏、原田左之助役に蒼井翔太氏、近藤勇役に高木渉氏など、主役級の声優陣が結集。さらに小西克幸氏(芹沢鴨役)や松岡禎丞氏(岡田以蔵役)といった錚々たる顔ぶれが名を連ねました。当時の特番インタビューや公式イベントでキャスト陣が「いつか本編の血生臭い斬り合いをこの声で演じたい」と口を揃えて語っていた熱量は、今も語り草となっています。

しかし、このショートアニメはあくまで「原作本編のプロモーション」として企画されたミニマルなプロジェクトであり、制作予算も本編アニメ化に向けた市場調査(アドバルーン)の域を出るものではありませんでした。放送後の円盤(パッケージ)セールスや関連グッズの市場規模は限定的であり、続編となる2期の制作や本編プロジェクトへのスケールアップには至りませんでした。さらに2020年代初頭における主要キャストの活動環境の変化なども重なり、企画の再始動は事実上棚上げされる形となりました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。